もう何年くらい前かなあ、女房に連れられて、永康街近くにある「濟民市集」さんに、一人鍋を食べに行った。お店の中で有機野菜を売っている変なレストラン😆、でも人気店のようで、ほぼ満員だった覚えがある。
どんな鍋かも、よく思い出せない。覚えているのは、注文の仕方がよく分からずに苦労したこと。店員さんも困惑げだった。当時でも、別に中国語が話せなかったわけじゃないし、私より中国語のレベルが上の女房もいたのに…。
この時、隣に座っていた子ども連れの奥さんが、見るに見かねて、助けてくれた。謝謝。聞けば、旦那さんが台湾人で、台北に何年も住んでいるとか。
この奥さんが、すらすらと繁体字を書いているのには、感心した。そして、「この店は高いけど、有機野菜を使っているので安心。もっと安くて人気がある店がある」と教えてもらったのが「石ニ鍋」。
その後、台北に行くたびに「石ニ鍋」のお世話になるようになった。
今年の１月、一ヶ月半滞在の予定で台北に渡った。宿舎の手配を終えてから、まずは東門にある「石ニ鍋」へ。クラスは違うが、師範大学で一緒に勉強していた仲間、二人。５時半の約束だったけど、15分ほど早く店に着き、入場の番号カードを取った。すでに16組の待ち。しかも待ち組の表示が、どんどん増えていく。
しばらくして友達が来て、「アプリで予約してあるから」。なるほど、みんなアプリで予約しているんだ、10分ほどで待ち組数が40組を超えていた。
注文は簡単で、席に着いたら注文表に書き込み、レジにお金を払いに行く。鍋底というスープの種類と、豚、牛、羊から肉を選ぶ。鳥もあったかも知れない。あとは、ご飯、うどん、ラーメンから一つ選ぶ。私は①しゃぶしゃぶ用のスープ②牛肉③ご飯で、218元。
注文をしたら、まずは無料のドリンクと自分で好みのタレを作り、鍋の到着を待つ。
一緒した友人は５日前に台湾人と結婚したばかり。翌日、日本での手続きのため、一時帰国する。もう一人も日台カップル。どちらも、旦那さんが優しい。二人とも、台湾に来てから中国語の勉強を始めた。
鍋はけっこう量が多いのでお腹がいっぱいになる。これで750円くらいは安い…と、ずっと思っていた。
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