古来、中国の街は「城市」と呼ばれる。例えば、台北城といえば、まるごと城壁に囲まれた台北の中心街の事だ。
中国大陸と違い、台湾の城壁は新しく、1880年頃から作られ始めた。中国王朝ほぼ最後の時代。今はほとんどの壁が壊され、門だけが残されている。台北府城については、いずれ書く機会があると思う。
(「図解 台北歴史散歩」から)
台湾最南部の墾丁にある「恒春」城は、今でも城壁に囲まれている。小さな町並みだが、それなりの活気がある。なぜこの時期に台湾で城壁が造られたのか。これは簡単で、日本の侵略に備えるため。台北城もそうだが、実際には城壁の役目を果たすことはなかった。
「台湾最南點」を回ったあと、翌日午前中に市内観光をしたあと、屏東客運恒春転運站からバスで屏東市に向かった。ここのバスターミナルで二人の係員と話をしたが、二人とも日本語が流暢なのには、びっくりした。そう言えば、久しぶりに日本語を話すこと事できた。
屏東では、今回の旅行の中心でもある台湾燈會(台湾ランタンフェスティバル)が開かれている。
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