八斗子火車站
2023年3月30日
台湾鉄道「八斗子火車站」はプラットホームがあるだけだけで、建物はない。ホームに立つと、眼の前に太平洋が広がる、とても美しい駅だ。
今回(2月、3月)の旅行は「台湾鉄道の本線、支線を全て乗車する」が目的だったので、今まで乗った事がない「深澳線」で終点の八斗子まで行ってきた。でも、この電車は見覚えがあるぞ。
それもそのはず、深澳線は「瑞芳」をはさんで平溪線と直通運転している。
台北から、まずは「瑞芳」駅へ。いったん駅を出て、前方に見える瑞芳美食廣場で腹ごしらえ。
八斗子行きは、1時間に一本しかないので、時間を見計らって瑞芳駅に戻った。
しばらく山の中を走り、途中駅の「海科館」を過ぎると、すぐに八斗子に着く。ホームは無人で、IC読み取り機が設置されている。乗ってきた列車はホームで止まっており、そのまま折り返し運転となるようだ。
スロープを降り道路を渡ると、太平洋が広がっている。
深澳線は日本統治時代の、金瓜石などで採掘した鉱物を運ぶために民間鉄道として営業が始まったが、台湾鉄路局に移管されたあと1989年に営業を終了、廃線となっていた。2014年に国立海洋科技博物館(最寄り駅は「海科館」)がオープンすると深澳線も営業を再開、2016年には八斗子まで延伸されている。下の写真を見ると、長いスロープの横、山に沿って何かありそう。深澳線について、次回も書いてみる。