台中市街地を流れる綠川。左手に宮原眼科が見える
よく日本と台湾の都市を比べ、東京＝台北、大阪＝高雄、京都＝台南と言われたりする。中には「名古屋＝台中」説を唱える人もおり、両都市を比べると確かに似ていると思う。
①人口が多い
②国土の中心辺りに位置している
③喫茶店文化が栄えている
そして…
④観光客に通過される
ここで問題なのは④だ。私は生粋の名古屋人だが、「名古屋の観光スポットは？」と聞かれると、たいていは「何もない！」と答える。でも名古屋は何でも揃っている。名古屋城、熱田神宮、動物園、水族館、レゴランド…最近ではジブリパークもできている。名古屋人はそんな名古屋が大好きなのだ。
一方、台中市の観光スポットは？ 名物は？
昔からガイドブックで取り上げられているのは台中駅、宝覚寺、一中街、台中公園…。最近では彩虹眷村、高美湿地などのほか「宮原眼科」も人気だ。しかし、確かに名古屋も台中も観光の大目玉がないなあ。
彩虹眷村
宝覚寺の弥勒大仏
ところで名古屋、台中両市は②の国土の中心に位置するのが大きな特徴で、これすなわち
⑤観光の拠点になる
だ。とくに台中は台湾西海岸のほとんどをカバーできる。この春、台中に２週間滞在した時には北は苗栗、南は彰化、雲林、嘉義、東は南投を日帰りで観光してきた。
台湾の「乃木坂」（苗栗県南庄）
扇形車庫（彰化）
大きな違いもある。台中市は台湾では住みたい街ランキングの一番に挙げられる。緑が多く、気候が一年を通じて温暖で雨が少ない。台中では一度も雨に降られないのに台北では毎日のように雨に降られる事もある。対して名古屋は夏が暑いので有名だ。
こんな台中に一ヶ月間の「宿泊型台湾短期留学（台湾talk台中校）」をすることになった。ブログ名も「ちょっと台湾で暮らしてみる（台中編）」と一時的に変更する。
