２月28日は台湾の祝日「二二八和平紀念日」。ホテルからも近いので、朝から二二八公園を訪れた。記念式典は午後からなので、まだ訪れる人は多くなかったが、「台北二二八記念館」前でボランティア二人につかまり、少し話をした。初めは中国語で話していたが、私が日本人だと分かると非常に喜んでくれ、会話は日本語に変わった。
総統府の前にある凱達格蘭大道（ケタガラン大道）は交通制限がされており、バスやオートバイしか走っていなかった。警備の人に聞くと、道路の中に入っても良いらしい。もう少し総統府に近づいて写真を撮ろうとしたら、今度は注意された。どこでも良いというわけではなさそうだ。
近くの朝飯屋さんで朝食を取り、台湾鉄道（区間車、普通列車）で新竹に向かった。
台湾鉄道の新竹駅は、清国時代に建てられた。台北を中心に基隆と新竹を結ぶ鉄道が造られたのは1893年。現在の駅舎は日本統治時代の1913年に建てられた。バロック式なのかゴシック式なのかよく分からないが、国定史跡に指定されている。正面の写真はよく見かけるが、ホームからも撮ってみた。
竹塹城迎曦門を通り抜け、市政府まで歩いた。市政府は建物自体が撮影スポットになっている。なぜか台湾の警察局は、印象が似た所が多い。お目当ての一つ、消防博物館はお休み。
城隍廟広場まで来ると、大勢の人。当たり前か。美食街で何を食べるかぶらつくと、城隍廟が食べ物屋さんと一体化していてびっくり。せっかくの新竹なのでビーフンを食べた。
新竹駅で内湾線の遊覧チケットを買い、今回の旅行で訪れたばかりの内湾へ。この日は休日なので、大勢の人が押しかけていた。内湾線は一時間に一本しか走っておらず、時間も遅くなっていたので滞在は10分間だけ。何せ内湾に来た目的は内湾線に乗る事。帰りは「竹中」で「六家線」（一区間だけの支線）に乗り換え、台湾新幹線の「新竹」から台北に戻ったら６時を過ぎていた。
