30年ほど前、中国語の勉強を始めた。仕事を理由に、半年ちょっとしか続かなかったけど。
台湾人や中国人と話していると、一番よく聞かれるのが、なぜ中国語の勉強をしようと思いましたか?
ほんとは、何となくです。
それじゃあ答えにならないので、「中国の歴史に興味があったから。特に好きなのは史記、三國志、清朝末期の時代」と答える事にしている。実際、そうではあった。
65歳になって退職、時間ができたので、マンツーマンで勉強を再開した。ついには68歳で台湾の師範大学に語学留学してしまった。
家庭の事情もあり、半年で名古屋に帰る事になったが、その後も時々、台湾で過ごしている。観光も少しはするが、主な目的は中国語の勉強。単なる趣味だ。
留学の副作用というか、最大の成果はたくさんの友人ができた事。日本人はもちろん、世界30カ国くらいの人と友達になれた。しかも、みんな若い。それでいて、年寄り扱いをされるでなく、普通に友達として付き合ってくれている。
退職後に、こんな楽しい生活があるとは思わなかった。これからも日本と台湾、2つの国で暮らしていきたい。そして、もう少し中国語が上手くなりたいな。