ちょっと台湾で暮らしてみる

2023年12月から台中短期留学。主にB級グルメ&朝食

蕭蕊家庭理髪店(10/30)


台湾talk

 この日の授業は陳先生。この先生の授業は聊天をしているようで、好きだ。
「昨日は何をした?」
「今日は何処へ行くの?」
 脱線もよくするし、この日は台湾語も少し勉強した。街なかで台湾語を使うと、けっこう盛り上がるからね。


 もちろん予習もしている。教科書は「台湾多視角」で、データをもらっているが、スマホで見るため、目がとても疲れる。このため、教科書の本文、文法などは事前にノートに書き写す事にしている。これが結構勉強になり、読み方、内容とも不明な点は確実に事前チェックできる。


首学

 台湾人に人気のサバヒー(虱目魚)専門の店。サバヒーを食べたのは初めて。午前中の授業で美味しいと勧められたからね。クセが強い魚と思っていたが、あっさりとしていた。ただ、特別美味しいとも思わなかった。お粥と白菜魯を注文したが、サバヒー多すぎ😆



蕭蕊家庭理髪店

 前日、閉店直後で間に合わなかった理髪店。実は営業してなかったらしい。授業で前日の行動を話していたら、先生が「電話してみましょう」。今は台中から出かけているという事で、5時に予約できた。
 この店、日本で見たばかりの台湾映画「本日公休」のロケ地で、モデルである監督のお母さんが一人で経営している。日本から来たということで、大変喜んでもらえた。映画でもそうだが、家庭理髪はお客さんとの会話を大切にしている。
 途中、男性が出てきた。
 阿嬷「わたしの子ども!」
 映画ではなかなか定職を持たない長男だった。この長男が世話好きで、お茶を運んできたり、理髪中の写真を撮ってくれたりした。途中、映画監督の傅天余さん(妹になる)に電話してくれた。最近見た映画の監督と直接話せる、思いがけない展開。
 「わざわざ日本から来てくれてありがとうございます」。えーっ、日本語がうま過ぎ。聞けば台北の政治大学で日本語を専攻していたそうだ。私が知っている台湾人は日本語が上手い人が多いが、その友達らと比較してもかなりのレベルだ。後でアルバムを見せてくれたが、写真左がお母さん、右が傅監督。このお母さん、実は映画にも出ていた。終わりの方で主人公が友達と遊びに行く場面があるが、この映画で数々の賞を受賞した陸小芬さんの左側で肩を組んでいる。一緒に映っている人、みんな実際の友達かも知れんなあ(想像です)。


 店内は映画の小道具だらけだ。店に掛ける「本日公休」の赤い札、常連客に掛ける電話器、ネコも歓迎してくれた(映画に出てきた小虎とは別のネコ)。記念のタオルもいただき、「今日はうれしかったのでお金は要らない!」。そういう訳にはいかんでしょ。きちんと払いました。そして、1か月後の予約まで済ませました。




 この話を台湾人の友人に話したら「阿嬷商売上手です!」😆。

 ほんと、映画の中そのものの人たちばかりだ。旅先で記憶に残るひとときを過ごす事が出来た。